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2012年9月1日 群馬県高崎市 25歳 女性
Q.歯並びと歪みが気になっています。無表情でもズレがわかり、特に話してる時や笑うとに顎が左に大きくズレていて悩んでいます。
顎だけでなく目や眉の位置まで左右非対応です。歯並びは上の前歯2本が重なるように生えており左側がやや出ています。下のは見ていただければわかるんですがすごくガタガタです‥。
自覚はないのですが歯軋りもするようです、、子どもが幼稚園に入園するにあたり写真撮影などの機会も多くなるので早めの治療開始をと思っているのですが、これは歯並び矯正だけでなく顎の歪みも治療が必要なのでしょうか?これは顎変形性ですか?治すための費用や期間、またこの症状(名前などありましたら)よろしくお願いします。
A.こんにちは。
ご相談いただきありがとうございます。
歯科矯正治療は最初にセファロ分析(レントゲン検査から骨の形態を計測する検査)、歯列模型の計測、CT検査などを行い診断をつけてから治療方法を決定します。
例をあげれば、「受け口」の原因が下顎が大きいのか、それとも反対に上顎が小さいのか。また、「出っ歯」の原因が上顎骨が大きいのか或いは単純に歯だけが出ているのかなどを診断します。
検査は、もしアゴの骨にズレがある場合は、どの方向に何mmズレているのかを正確に計測し、この検査データを基に矯正治療や手術を行います。
検査の結果、顔面を構成する骨に変形がなければ、歯並びだけの異常と診断します。
今回のお尋ねでは、これらの諸検査をしていませんので、写真から想像しての一般的な治療法についてご返答致します。
顔貌からは明らかな上下顎の突出や後退、側方へのズレがなく、歯並びだけの問題のように見受けられます。
お口の中は、全体の歯並びのアーチが狭く、上下の前歯だけ乱れています。
14本の歯全部が一列に並びきれないのは、おそらく下顎が小さく狭いためだと思われます。
病名は歯列不正となり、歯科矯正科での治療で改善すると思います。
また、下の顎が軽度に左方向にシフトして見えますが、もしその点が気になるようなら「骨切り」による手術が必要です。
上記セファロ分析などの諸検査を行い、入院全身麻酔下での手術となります。この場合の病名は「顎変形症」です。
「顎変形症」の場合は矯正歯科医と口腔外科医が共同で治療を行います。
松ヶ丘歯科口腔外科医院 医療機関情報